2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「元町サントス」と「クリオロカフェ」「ブランジェリーコムシノワ」

今朝は老舗喫茶「元町サントス」でモーニングトーストです。 商店街から覗ける一階店舗は、小さめの広さでも老舗喫茶店らしい重厚な内装と、カウンター内には正装のマスターたちが見えていて、少し敷居の高さで気後れします。でも、外から見えていた二階窓際…

「春の数え方」2005年2月1日 日高敏隆

日本を代表する動物行動学者のエッセイです。椎名誠が解説しており、自然科学の専門家としての鋭い分析力を持ち、文章もうまく読みやすい、それでいて視点が学者のそれではなく「人間の視線」で書かれています。また、この本を読んでいると、日本がやみくも…

「元町通り三丁目」と再び「ヨムパン」

「元町通り三丁目」という店でキーマカレー食べました。 650円で小ぶりなお皿で、食欲細った私にはちょうどいい量です。 スパイスの深く利いたキーマカレーで、さして辛い訳ではありませんが、深さを感じる味でした。店のお姉さんがとても気遣い良くて、好印…

「生半可な学者」1996年3月25日 柴田元幸ブログ

東大の先生にしてアメリカ小説の名翻訳家のよる知的で愉快なエッセイです。 名訳詞家の堀内敬三氏による、「私の青空」の一節に、有名な、「狭いながらも楽しいわが家、愛の日影のさすところ、恋しい家こそ、私の青空」という歌詞があります。しかし、原作者…

「背中の記憶」2015年7月15日 長島有里枝

写真家のエッセイですが、その描写力にもすごいものがありますが、作者の 記憶力もすごいです。三歳半に弟が生まれた時のことまでくっきりと描かれているばかりでなく、幼い頃の光景から悪夢の内容や複雑な感情まで記憶されていて、その記憶を美化も露悪も…

今週の麺巡り

懲りない麺巡りです。 まずは神戸駅の「製麺王」(食べログ評価3.53)です。 細麺のトンコツがメインのようですが、私は醤油ラーメン650円を注文しました。 正直、出てきた瞬間にだめと感じました。どう言えばいいのか、ネギの輪切りの太さがグロテスクに見…

「嬉遊曲、鳴りやまず」 2002年9月1日 中丸美繪

日本の西洋音楽史上、彼ほど多くの弟子を育てた人間はいないと言われる、斎藤秀雄氏の生涯です。現在、日本の指揮者や音楽家が世界に出てたくさん活躍していますが、そこにこのような偉人の存在があったとは知らず、不見識でした。本人の「サイトウキネン」…

西元町「SION」でカレー

昼は西元町「Sion」でカレーです。 旧オリエンタルホテル出身のシェフが作る神戸のカレーだそうです。 さすがに上品。970円ですが、量は控えめ、私にはちょうどいい加減ですが。 味は大好きなインディアンカレー、ちょっと辛口です。ただ、食べ終わった後に…

花隈の「ヨムパン」でモーニング

湊川山手の芦原温泉で朝サウナ(530円)してすっきりしたあと、花隈の「ヨムパン」で500円のモーニングセットです。 二階のとても落ち着く店内に、ゆる~い洋楽が控えめにかかっていて、時間忘れられる快適空間です。豆ツナサンドイッチとホットコーヒー、 …

「語りかける花」2007年11月10日 志村ふくみ

染織家で人間国宝である志村氏のエッセイです。山影の道で語りかけてくるよもぎ、れんげ、げんのしょうこ、いたどり、からすのえんどうなどの草や花から、無限の色を賜り、それを吸い込む糸で織ってゆく思いを綴られています。ものに触れ、ものの奥に入って…

「そっと耳を澄ませば」2007年3月25日三宮麻由子

目が見えない筆者によるエッセイです。目が見えないと大変だと思いますが、そのことで本当にたくさんの温かい心と出会うことができたと言います。美しい自然が見ることができなくても、視力ではとらえられない小鳥の声を聞き分け、森の深さを体で感じること…

「名手名言」1992年11月10日 山川静夫

NHKの名アナウンサーのエッセイです。いろんな分野の一流の人から聞いた明言を綴っています。 バイオリンを通じて才能教育研究会を主宰する鈴木氏からの話ですが、日本中のどのような子供でも、わずか4,5歳で三千、四千もの日本語を自在に操ります。しかし…

東京浜町の居酒屋で昼飯

東京浜町の居酒屋「川治」で810円のわらさ?照り焼き定食食べました。11時45分に到着すると、既に三人待ちです。 15分ほどで狭い店内に入れました。5分ほとでわらさ照り焼き出てきました。小ぶりですが、二切れ乗ってます。 味はさわらのような感じでしょう…

「神戸散策」 2018年5月12日~13日

ヘトヘトの週末です。疲れて昼まで起きられず、あまりにも天気いいのでもそもそ元町に出ます。まずは元町駅のデリカフェで改札行き交う人を見下ろすカウンターでコーヒーいただきます。 しばらくぼーっとして、観光客溢れる街を歩きます。 気になっていた「…

神戸ぼっかけ焼そば

早番続きと人間関係仲裁続きで脳梗塞になりそうで、今日は早めに退社させてもらいました。とにかく30分電車に乗ればハーバーランド、朝から何も食べてなくて濃い〜もの欲しくなり、フードコートの神戸ぼっかけ焼そば食べました。 平日ガラガラのフードコート…

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」2016年4月15日 ジェーン・スー

2015年、第31回講談社エッセイ賞を受賞した本です。筆者は東京生まれの東京育ち、生粋の日本人です。「未婚のプロ」を名乗るスーさんは、女子になりたいと願いながら女子連中を下に見て、己の女子性を否定する、そのような女子を背負えなかった時代と、それ…

「自殺」 2013年11月1日 末井昭著

すこしびっくりなタイトルですが、第30回講談社エッセイ大賞受賞した本で、帯タイトルは「母親のダイナマイト心中から約60年。笑って、脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。」です。著名人の選評は、 ・どこまでも率直な末井さんの言葉には、それゆ…

「エルミタージュの緞帳(どんちょう)」 2001/8/15 小林和男著

ニュースでモスクワからいつもリポートしていたNHK海外特派員のエッセイです。ソ連崩壊時の詳しい事情が書かれていて、あまり触れることの少ないロシア事情を知ることができて面白いです。 世界を変えたゴルバチョフの改革は、パンティストッキングが不足し…

「神戸連休散策」 2018年5月5日~6日

ハーバーランド近くに住んでいて、世界中からの観光客でごった返しているところを、時間をずらせば日常的な喫茶として手軽に使うことができます。このエリアにスターバックスやサンマルクカフェがそれぞれ三店舗ずつ、それ以外にもドトールやエスタシオン、…

「男の選択」1987年1月20日 金森久雄著

経済予測で有名な金森氏のエッセイです。 「選択の自由」を著した、ノーベル賞受賞者のミルトン・フリードマンは、資本主義経済が社会主義経済よりも優れているのは、何を生産し、何を消費するかを人が自由に選択できる点だと主張しました。筆者も戦争時の体…