「今度は逆ルートから前山・昼寝城・女体山経由大窪寺へ」2019年3月11日
「今度は逆ルートから前山・昼寝城・女体山経由大窪寺へ」2019年3月11日
再び結願所大窪寺を目指しますが、今度は長尾の前山方面からの逆ルートで女体山を登ります。
11:47 前山 山王バス停
実家の旧お墓のあとをお参りすると、私の人の気配を避けたのか、大きな野生の猿が道路を横切っていきました。うちの父が申年生まれなので何か因縁を感じます。
前山は人気のない田舎集落ですが、今日は麓は太陽がさんさんと照って、なんか映画の懐かしいシーンの中を歩いているような雰囲気でした。
12:40 林道の昼寝城入口 ここは戦国時代に東讃岐一体と小豆島を領地としていた寒川氏の居城です。なぜこんな奥地の辺鄙な山上に居城を作ったのかということについて、もともとこの辺りが古代から鉱物資源や、行基が開いた一大信仰地であったことで多くの人が集まっていた場所だったと説明されています。
昼寝城の名前は、その寒川氏が四国を統一する長曾我部軍の大軍に攻められた時、山上の城の桜の木の上で昼寝をしていたという伝説からの命名です。実際にこの山上近辺には多くの桜が自生しており、昼寝の桜として今でも対岸の道路から花見されています。本当は敵軍を逃れて桜の木の上に隠れていたようですが。
13:00 昼寝城山上 急峻な斜面を20分登った山上は100mくらいの平地が築かれており、一番瀬戸内海方面の見晴らしのいいところに寒川社の祠が設置されています。そこから落葉している桜の木の枝越しに瀬戸内海方面を望むと、屋島、五剣山(八栗)が真下に見え、その先には小豆島もよく見えます。なるほど、ここからなら領地内がよく見渡せるから城を築いたのだなと実感できます。
13:18 再び林道に戻る
そこから先週通った分岐に合流し、逆コースを登っていきます。
女体山まで約1キロ弱です。
左右に巻いて登ってくる林道を横切ると、そこからは急峻な斜面の登りとなり、最後に女体山上まで続く岩の斜面となります。
屋島、五剣山、そしてこの女体山と、八十八か所は存在感のある岩場を要した山に作られています。
小豆島が地形図通りに見渡せます。
まさにここは東香川の絶景眺望ポイントです。
14:50 鳴門大橋展望台標識 尾根を走っている林道を10分ほど東に歩いていくと、鳴門大橋展望台と壊れかかった古い標識があり、その尾根に少し登ると鳴門方面が見えます。
ただ、鳴門大橋がどれかはよくわかりませんでした。
ここからのみちはきちんと整備されています。山の南側に入ると先ほどの強い北風が遮断されて無風となり、ぽかぽかと太陽に照らされて気持ちのいい山歩きとなります。
しかし、あまりにも山をなめすぎていて、女体山山頂で飲んだビールの酔いが回ってきたのと、バスの時間に合わせて急いでパンパンと降りたために躓いて前のめりに転んでしまいました。岩場でなくて助かりましたが、左手の手のひらをずるっと剥く怪我をしてしまいました。あと少しの慎重な我慢ができない人生をここでも体現しました。
しかし、あまりにも山をなめすぎていて、女体山山頂で飲んだビールの酔いが回ってきたのと、バスの時間に合わせて急いでパンパンと降りたために躓いて前のめりに転んでしまいました。岩場でなくて助かりましたが、左手の手のひらをずるっと剥く怪我をしてしまいました。あと少しの慎重な我慢ができない人生をここでも体現しました。
ちょうど1日3本のバスの最終便が迫っているので、急いで降りて土産物屋でビールとつまみを買ってバスに乗りました。今度は逆コースを歩きましたが、落葉で見晴らしのきくこの時期の女体山はお薦めです。
17:05 JR志度駅着