壷阪寺から高取城、そして彼岸花咲き乱れる明日香の里へ

壷阪寺から高取城に、そして彼岸花咲き乱れる明日香の里に縦走しました。
田圃の畦道に咲く真っ赤な彼岸花には何故か郷愁誘われます。ちょうどテレビでギリギリ見頃だと放送されていて、物凄く天気がいいので秋の明日香に行こうと思いました。ついでに前から気になってた高取城と壷阪寺にも行けないかネットで調べると、日帰りで行けるルートありました。大峯やアルプスなら十分な準備要りますが、これくらいなら間違っても引き返せば帰れるから大丈夫なのです。こんな贅沢なちょっとした散策できるのは、近鉄も使える伏見に住んでいるお陰です。
橿原神宮前から吉野行きに乗り換えて、最初は飛鳥駅で降りてバスで石舞台に行き、そこからテレビで放送された稲渕の棚田に30分歩いては行こうと思いましたが、あまりに多くの婆ちゃんたちが下車するので降りずに、次の壷阪山駅まで行きました。そしたらちょうど壷阪寺行きのバスが5分後に出るところでラッキーでした。バスは一日三本しかなく、これも幸運です。物凄く晴天なのに平日のせいかバスに他に二人しか乗ってなくて、着いた壷阪寺もガラガラ、これも幸運です。

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ここは眼の治癒してくれる観音様がご本尊です。写真撮っていいかわかりませんが、注意書き見当たらないので撮らせて頂きました、非常に威厳あるお姿です。本堂の外縁から二上山がきれいに見えてます。こんな山奥に大規模な伽藍あり、今日は人がいないぶん、いいお寺だと感じました。
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でも目的は彼岸花です。その前に高取城越えなくてはなりません。お寺を出て登山口登り始めますが、標識は2.8kmです。ああしんど!今日は本格登山のつもりじゃないから‼しかし、ずっと舗装した林道で助かります。だらだらでも歩いていけば着くのですから。

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そうこうして、だらだら歩いていた私追い越してた車が停まってる八幡口に着きます。案内板では本丸まで500m強ですが、ここからは山道です。薄暗い木立の間を進んで行くとだんだんお城らしい石垣が増えてきて、やがて八幡口門跡を過ぎます。

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すると右手の石垣に何かが?日向ぼっこしてたのか、蛇が私を見てあわてて石垣の中へ逃げ込んでいきます。50cmくらいの中細サイズで、色はグロテスクな緑がかった茶色、カエルたくさん食ってるのかデップりムチムチに太ってます。ギョエ~‼ 相変わらず何もできず、穴に逃げ込むのを指加えて見送りました。夏から秋には毒蛇注意と看板出てました。蛇の夢は幸運の予兆とは言え、やっぱやな感じです。
やがて壷阪の城下町から登ってくる本道に出て、そこが大手門跡です。この500m以上の山のてっぺんに立派な

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石垣が続きます。明治に取り壊されるまで立派で大規模な山城があったそうです。ここに城建設するのもたいへんだけど、よくまあこんなにたくさんの石を運んだものだと感心します。ただ、天守閣など壊さないで残せばよかったのにとも思います。

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さて、私は本来の目的の明日香稲渕の棚田へ降りていきます。2km強と標識出てますが、薄暗い山道を行くのでまた蛇に出会いそうで急ぎました。
最後に尾根から一気に降下したら車道の車の音が聞こえてほっとします。そこからは安全な舗装路で、だんだん観光客も増えてきました。関大のセミナーハウスの辺りの斜面の彼岸花は圧巻です。

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そこがテレビで紹介されたとこかと勘違いしましたが、さらに20分くらい歩いていけば観光客がたくさんいる稲渕の棚田と看板あるとこに出ます。そこは谷が開けて畦道に彼岸花が密生して、たくさんの人が写真撮ってました。
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今日はわずか三時間程度の登山でしたが、里歩きとナメて安いジョギングシューズ履いてきたので、脚先やられてマメもできました。こんなんでまた高山登れるのか、先が思いやられます。