音羽山から上醍醐・日野へ縦走(1)

音羽山から上醍醐へ縦走しました。前回と前々回は新しく買ったダンロップの4000円台のシューズでしたが、やはり4時間を過ぎると足先が痛くなりました。そこで、前々から持っていた重登山靴(20年前に3万円位で購入)でどうなのか試しました。
イメージ 1大谷 7:50 駅前の蝉丸神社を通り過ぎ、国道をまたぐ歩道橋を渡ってイメージ 2急な階段を登っていきます。イメージ 3
NTT電波塔 8:40 この辺りを過ぎるととても気持ちいなだらかな尾根道が続きます。
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音羽山593m 9:10 山頂からの眺めは素晴らしく、比叡山が真正面に、その向こうに雪をかぶった比良山が見えます。山科や京都市街、愛宕さんまですぐ近くに見えます。  イメージ 6
  おにぎりを食べながら素晴らしい景色を独占し、ここが人気あることを実感しました。そして次を急いで早々に発ちますが、山頂の前方奥に進んで西尾根に下ってしまいました。少し戻って石山方面に行かないといけなかったのです。途中の標識もあまりなく、おかしいなとは思いましたが登り返す元気もなく、下って牛尾観音にまわればいいやと進んでしまいましたが。西尾根はものすごい下りで、詳しい地図を持たずに道を間違ったことの気持ちも負けてしまって、へとへとになってしまいました。イメージ 8
鍵谷橋 10:25 イメージ 7
  なんとか牛尾観音への参道に降り、案内図を確かめました。1時間も回り道したようです。気持ちも負けてしんどさも募り、牛尾観音へは一歩一歩、あきらめの心境で登っていきます。ようやく入口、桜の馬場にたどり着きましたが、そこから長~い階段の参道があり、そこを登り返さなくてはなりません。イメージ 10
   音羽さんから正しいルートをくれば下りの途中にあるので登り返さなくてもよかった参道です。しかし、ここまできて牛尾観音をやり過ごすわけにいきません。ここだけ行かなくて悔いが残ってまた来るようなことだけは避けたい一心です。
牛尾観音 11:10 なんとか辛抱して参道を登り切りましたが、とても質素な本堂でした。イメージ 9
 もう、なぜかエネルギーは切れていました。また桜の馬場への参道を下り、高塚山・上醍醐への分岐に戻りますが、しかし、いくら疲れ切った絶望的な心境でも、ここで山科への逃避下山は頭にはありません。ここまできたら高塚山へ40分、上醍醐へさらに40分、山科へ下山する間に着ける。上醍醐にはすでに2度行ったことがあって何があるのかという初めての楽しみがあるわけではありません。ただ、上醍醐から牛尾観音のルートがどうなのか、今日歩ききって、ここはもう終わりにしたかったのです。中途半端に残してしまえば、きっといつかまた来ることになる、それだけは避けたかったのです。そんな落ち込んだ気持ちでしたが、神の救けか、高塚山への登りは急斜面ではなく、ずっとなだらかに谷を登っていく道でした。ただ、疲れていてカップルに道を譲り、とぼとぼと自分のペースで前進します。案内図よりも時間がかかりましたが、何とか頂上への分岐に出ます。ここでも迷いました。高塚山頂上はルートから少しそれなければならないような回り道です。もうしんどいし、上醍醐に早く行きたい。しかしここでも再び高塚山がどうなのか見ずにやりすごす禍根を残したくなく、回り道することにしました。(2)へ続く。