2018-01-31から1日間の記事一覧

「木々を渡る風」 2002年 小塩 節著

ドイツ文学者で著名な小塩氏が、ドイツを中心にヨーロッパを木々に結び付けて、深くておもしろい紹介をしてくれます。例えば、古都ハイデルベルクはローマ軍の駐屯地でドイツでも最古を誇る大学町ですが、あまりにも美しいので対戦中に連合国は一発の爆弾も…

「広島第二県女二年西組」 1988年 関千枝子著

副題が「原爆で死んだ旧友たち」で、爆心地から南に1.1kmのところに、広島第二県女二年西組が建物疎開作業のために動員されていました。参加したのは教師3名、生徒29名で、生徒の平均年齢は14歳、28名が原爆投下の8月6日から20日の間までに死亡しました。こ…