始まりは30年前の新宿歌舞伎町

田舎者がバブルに突入し始めた東京に転勤となり、同期に連れて来られた新宿歌舞伎町。

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30年経って怪しげたった歌舞伎町界隈ははすっかり綺麗になりました。

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でも、ビルの最上階にあって、展望レストランのように座ったカウンターがフロアごとぐるっと回り、一時間で元の入り口に戻ってお愛想のキャバクラ『ゴンドラ』、周りがしっかり変わっても残ってました。アルコール入っているから、座っている席が回っていても気がつきません。一時間経つと入り口ドアの前で、そのまま退散するか、酔った勢いで倍払ってもう一周するか。理性が残っていたら御勘定で、いいシステムです。

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バブルの頃は天文学的ノルマ与えられては毎日21時まで言い訳残業、支店長帰ってか大手町ビル地下の炉端に次長課長以下全集合、遅い晩飯兼呑み会兼天文学的ノルマ与える本社への愚痴大会、意外に支店の上司も部下もみんな仲良しでいい会社でした。11時にはいったんお開きで、次長たち家族持ちは郊外の遠い自宅へ、我々独身はストレス発散足りずにさらに夜の街へ!バブルの頃はどこへ行っても予約してないと店に入れないので、分不相応な会員制のクラブハウスまでエスカレートしてました。それがこのゴンドラから始まったのです。高い金払って女の子と話するだけで何が楽しかったのか、今は全く行く気になりません。
30年経って綺麗になった歌舞伎町は中国人だらけ、飲食店も外国人店員ばかり、注文や配膳順序めちゃくちゃです。これなら暇なじいちゃんばあちゃんに接客してもらった方がいいよ。
さてそんな歌舞伎町のど真ん中にそびえるアパホテルが今日の宿です。

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28階最上階の展望風呂がお目当てです。

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綺麗な浴場ですが、期待した展望露天風呂は柵に覆われて夜空しか見えない作りで残念でした。

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田舎者があれほど堪能した大都会ですが、30年経ったらもう何もすることありません。今では、ネオンもなく人もいない山上の方が、同じ夜空を見上げても無限の広がりと親しみを感じます。