1998年7月24日~26日「槍~南岳縦走」

1998724~26日「槍~南岳縦走」(計33,600円)
724日(金)
五位堂近鉄3,520
大和八木駅近鉄名阪特急に乗る
名古屋駅 急行ちくまJR5,030
急行ちくまは結構快適だ。料金も安い急行なので直角のシートかと覚悟していたが、特急と同じ車両でリクライニングシートで楽だ。名古屋駅20分も停車している間に、どこが空いているかすばやく見極めて席を移らなければならない。7月の最盛期に70%くらいの乗車率で空いているのはどういうことだろうか。天気が悪いせいか、それとも混雑を予想して敬遠されたのか、そもそも夜行で行く人自体が減っているのか?とにかくこれ以上乗客が増えないうちに早く出発して欲しいと思っていたら、静かに列車は出発していた。 

725日(土)
松本電車・バス2,500
7:408:00徳沢園山菜そば700円、生ビール700
上高地から横尾までは広い道で快適だが、上高地的な風景は少し見飽きてきているので、やはり非日常的な3000mの槍が見えてくるとドキドキする。
8:40横尾
9:30一ノ俣
横尾から山道になるが崩れている所もなく歩き易いが、しかし標高差1500m(1600mから3000m)を一気に登って行くのでさすがに甘くはなかった。
10:0010:30槍沢ロッジ
イメージ 1    今日は一気に南岳まで行くつもりだったが、夜行で寝ていないのと、日頃の運動不足や飲酒による疲れからか、けっこうバテた。大きい平たい石を見つけては、途中2か所で30分くらい寝転んで休憩取った。真夏にしては今日はけっこう涼しい。短パンとTシャツなので軽快だが、それほど暑くはならなかった。地図で見ると上高地からは安易なコースと勘違いしていたが、3000mを越える高度とアプローチがとにかく長いので素人にはきつい。ただ、急登や歩きにくい場所は少ないので他のルートよりは登り易いかもしれない。当初の目標の南岳小屋は80人収容と狭いし、時間と疲労の関係で槍ヶ岳山荘に泊まることにした。
15:18槍岳山荘(3060m)素泊り5,500円、ビール500
イメージ 2    宿泊客は多いが、ごったがえすほどでもない。素泊りという中途半端な人は少ない。もっと安く上げたい人はテントだからだろうか。しかし、離れに隔離されている素泊まり客用の部屋は逆に静かで、自炊室も水道も隣接していて便利だ。本来180cm四方の4人スペースにぎゅうぎゅう詰めの所、一人占領できた。快晴で山頂は見え、しかも風が涼しく、山小屋の快適な状況といい、今日はとても運がいい。これまでにいろいろあって、もう幸運はもたらされないと覚悟していたが、意外だった。
17:40カップヌードルカレー味食べる。ビール21,000円、お土産草色の巾着950
   外は完璧にガスがかかって何も見えない。食事をしてみ荷物を整理できて完全に寝れる体制になった。今日は中程度の頑張りだったが、酒飲んで無駄に土日を過ごすようなことなく、怠けずに来れてよかった。 

726日(日)
4:40起床
あいにくの雨だが風は無い。薄暗くて雨でしんしんとしている朝だが、北海道の牧場でいた時と同じような懐かしい気分になる。朝はカップヌードルを食べ、ゴアテックスのマウンテンパーカーを羽織って出発する。あいにくのガスで槍ヶ岳山頂は完全に姿を隠している。下りをずいぶん迷ったけれども、思い切って南岳への縦走路に取る。すぐの大喰への登りは体中が筋肉痛になっている私にはきつく、ガスの中でずぶ濡れになった。
5:30小屋出発するが、風が時折きつく吹き不安になってくる。大喰岳の手前で男性おじさんと出会い、一緒に下山するので不安は薄らぐが、相変わらずの全身筋肉痛でだるいまま、途中の岩の下りで足を取られて前方に転んでしまう。場所が岩場だけに一瞬死ぬかと思ったが、両膝と左手首を強打して手首から若干出血しただけで事なきを得た。ぼーっとしていたのは高山病の影響もあるのかもしれない。
イメージ 3
7:508:10南岳小屋
イメージ 4
 体が重いながらも下って行く。
イメージ 5
10:20槍平
イメージ 6

イメージ 712:20白出沢
  槍平から白出沢への長い道のりも耐えて下った。ハードな登山で体中が痛いし、右足親指の爪も剥がれそうだ。倒れた時に擦りむいた左手首の傷も痛み、左手全体が痺れたようになっている。しかし、捻挫や骨折などのもっとひどい怪我をせずに済んで助かった。
14:0014:30新穂高温泉ビール1,000円、バス2,100
16:00高山弁当他1,220
16:21発JR5,360
18:36名古屋
19:00近鉄3,520
20:36八木