1995年11月17日~19日「美ヶ原~蓼科」

19951117日~19日「美ヶ原~蓼科」(計21,450円)
1117日(金)
22:23東所沢JR8,680円、食材費3,080
23:21新宿、すぐに電車が入ってきて座ることができた。
23:50 

1118日(土)
4:10松本
6:30発タクシー5,000
疲れの抜けきらないまま夜行で来て寝不足だし、背中も痛い。美ヶ原にタクシーで行く人はめったにないと言う運転手に送ってもらい、快晴の三城で降りる。
7:05三城(1400m)
北アルプスが手に取るように近くて雄大だ。もし山の近くに住むのであれば、やはり北アルプスがいいと実感するくらい、雪をかぶって白く輝いている峰々が美しかった。人気は全く無く、カラマツの林を登って行く。頂上にテレビ塔が乱立しているが、情報に見えるためかすごく近いように思える。標高差は一応500mあるが、それほど高い所に登って行くような気がしなかった。林道を詰めて少し上がって行くと美岳荘がある。休業中で人の気配はないが、中の広い部屋がガラス越しに見える。入口のところの水を汲ましてもらい、登り直して、北アルプスからの寒風の吹く頂上に着いた。そこから一度、松本方面の王ヶ鼻に行く。凍りついた雪跡の道を滑らないようにしばらく歩き、美ヶ原の一番端の王ヶ鼻に着く。
8:35王ヶ鼻(2000m)
快晴だが風が冷たく寒い。八ヶ岳や富士山が低く見える。地球が丸くて距離が離れているからだろう。御岳山や乗鞍からの北アルプスが、後立山の白馬まで遠望できて圧巻だ。これを見ると、やはり北アルプス以外の山が物足りなく感じそうだ。神様に御礼をして、凍り付くような手にスキー手袋を被せてきた道を戻る。ワゴンで来た人が車を停めて写真を撮り始めようとしていて、横を通る時に挨拶する。
9:05王ヶ頭(2034m)
イメージ 1     王ヶ頭頂上はあっけなく、テレビ塔が乱立している中に美ヶ原高原荘がある。ホテルではなく山荘で少し古い。そこから美しの塔などがある広々とした草原をどんどん歩いて行く。あいかわらず誰もいない。北風から逃れて茶臼山への道は南面になり、ポカポカしている。
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イメージ 2  はるか向こうの霧ヶ峰八ヶ岳の方を目指して、牛のデカイ糞を除けながら草原を歩き、やがて牧草地から尾根道に変わって、また太陽の当たらない北斜面の凍った雪をザクザクと踏みしめながら茶臼山頂上に着いた。
10:0510:30茶臼山2006m)
イメージ 4  八ヶ岳と富山が目前に見えていてすごい。ポカポカして寒くないので、南アルプも正面に見ながら、ベンチに座って湯を沸かしてパンとコーンスープを食べる。みかんも食べた。ポカポカして暖かい。30分ほどゆっくりしてから下り始める。左下にビーナスラインが見える。しばらく下って振返ると、茶臼山はとてもいい山に見えた。
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11:13扉峠(1660m)
扉峠の山荘は営業していた。そこからビーナスラインを歩いて行く。時間が押しているので三峰への登りを避けて、延々と歩いて展望台まで行く。そして和田峠を目指すが、途中からはるか下に向かって道路がくねくねと下っているので、たいへんな回り道となるので、稜線に出て悪路を笹を踏みしめて下って行く。かなり行くと急に開けて、旧中山道に出た。もう誰も通らない道だ。
そこからビーナスラインを延々と八島山荘まで歩いて行く。さしがに足の裏にマメができているみたいだ。少し痛むし足もだるい。
13:54八島
 八島湿原はけっこう広くて、こんな場所があったのかと思う。しかし休む暇はなく、人のいない木道を遠くに聳えている車山目指して歩いて行く。途中に御射山神社(元下諏訪神社の催しがあった所らしい)に手を合せ、ヒュッテジャベル、クヌルプヒュッテを過ぎていく。この斜面には沢渡スキー場のリフトがあってなかなかいい。そこからは車山乗越へ喘いで登るが、車山はコロボックルヒュッテへの下りのアップダウンを登り切った所だ。さすがに疲れてみかんを食べるが、時間ないので元気一発、一気に登る。ぐるっと廻るのが嫌なので直登し、道のないようなところも突っ切ると、頂上にはひなびた売店のような展望台の建物があった。
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イメージ 915:25車山頂上(1925m)
イメージ 13  富士山がかなり近づいてきている。祠があってお参りした後、スキー場を一気に下り、眼下の白樺湖まで降りてユースホステルに入った。
イメージ 1416:30白樺湖ユースホステル宿泊料2,890
イメージ 15  シーツを受け取って8人部屋に入る。風呂も電気もあるので山小屋よりもずっと快適だ。しかし自炊をする人がほとんどいないので嫌な顔をされるので食堂の片隅で食事を作る。まず、ぜんざいとワンカップ大関を温めて、ぜんざいを食べる。その後、鶏五目御飯を炊きながら温めた日本酒を飲んでいる。今日は鶏五目御飯に大盛りトン汁、そしてさんま味付けの缶詰である。これを食べたら荷がまた一気に減る。
18:00夕食
18:30風呂に入る
風呂は8時までで部屋は真ん中に炬燵があり、その左右の壁に二段ベッドが八人分並んでいる。今日は泊まり客がたった二人だけで、浜松から来たバイク野郎のおじさんと同室になり、色々話す。2900円弱で風呂も付いているし、布団も敷布が1枚、毛布2枚、掛布2枚、そして各ベッドにはスタンドがついている。けっこう古くてボロボロだけど、これだけ設備が揃っていたら十分だ。
21:00就寝 

1119日(日)
5:38起床
体がだるく充血が治っていない。弁当、コーンポタージュを食べてコーヒーを飲む。
6:40出発
7:26箕輪平
道が荒れていて笹をかき分けながら進み、馬返しからは雪道の登山となる。
9:43蓼科山荘(2350m)
イメージ 1610:2010:40蓼科山2530m)大展望
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イメージ 1712:00登山口(1720m)
12:57親湯入口
八十八番札所大窪寺の厄除けの鈴のお守りを千切れて落としてしまった。また頂きに参詣しよう。
13:05親湯入口発諏訪バス900
13:41茅野そば350円、ビール550
14:13
16:01八王子
16:55東所沢