1995年11月26日「天城山」

19951126日「天城山(計9,450円)
昨日恵那山の登山から帰って熟睡していたが、目覚ましに起こされる。5分くらいボーっとしたが、今日は晴れるはずで無駄にしたくなく、昨日の登山の荷物をまとめて出発する。まだ外は暗くて雲の間から星が見えている。
5:18東所沢JR2,880円、弁当860
6:18東京
予定の1本前の小田原行きが各駅停車だけれども特急車両だったので乗車する。とても快適で、コンビニで買った祭寿司を食べ、小田原に着く頃にはウトウトしていた。
7:40小田原 コーヒー230
7:57
8:20熱海
8:25
熱海で乗り換えて、伊豆急リゾート21のサロンカーという特急車両だが各駅停車で伊東に向う。
8:47伊東 ビール230
8:55発バス1,200
伊東からはバスで観光地を巡りつつ、マクドナルドやすかいらーく等がずっと道路沿いにある観光客の多そうなドライブウェイを通過してどんどん標高を上げ、天城高原に行き、ゴルフ場終点に着く。途中の伊豆シャボテン公園にはいろいろあって面白そうだ。冬は入園料が1300円だ。運転手が丁寧に「登山口はわかりますか?」と声をかけてくれる。
10:00天城高原ゴルフ場(1030m)
少し戻ってトイレを済ませ、入り口の看板で縦走路を確かめて登山道に入っていく。アセビの木がとても簡素で美しい。とてもきれいな気持ちのいい山道だ。
10:53万二郎岳(1295m)展望は利かない。そこにいた中年のおじさんに写真を撮ってもらう。
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 先に進んでいくと、石楠花平へのアップダウンを乗り切ると、そこは美しいアセビのトンネルだった。写真で見た良さそうな印象を裏切らない景観だ。
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 その先は石楠花がずっと生えている。5月中旬から六月上旬にかけて咲くそうだが、きっと美しいのだろう。
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 そこからずっと見えていた万三郎岳への急登を一気に上る。
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11:3712:00万三郎岳1406m)富士山がとても美しい。
イメージ 7  頂上には10人弱の人がおり、木々の切れ目から富士山が勇壮な姿をのぞかせている。雲の上は晴れていて、姿を見せていたのだ。やはり遠くから見るとほんとうに飯山である。みかんと寿司を食べて、そこにいたおばさんに証拠写真を撮ってもらう。そして縦走路を地図で確かめて、せっかくなので天城峠に向うことにする。そこからはあまり人に会わなさそうな雰囲気で、静かな落ち葉に覆われた山道を歩いていく。
イメージ 812:10片瀬峠
12:15小岳(1365m)
小岳に登った後、200メートルくらいを一気に下り、戸塚峠に出る。
イメージ 912:33戸塚峠(1170m)
  峠で行き違ったおばさん二人組みによると、天城峠からは3時間半かかったそうだ。きっとそれよりも早い時間で到達できるだろうと思いながら、ずっとなだらかな道を歩いていく。富士山が木々の間からとてもきれいに見えている。
12:53白田峠(1180m)
標識は500メートルおきにありどんどん進む。ついに八丁池へ360メートルの分岐を越えて進んでいくと、急に視界が開けて目の前に池が現れた。火口跡だそうだ。周囲の長さが八丁なのでこの名前がついたそうだ。
13:23八丁池(1210m)
イメージ 10  休む間なく天城峠に向う。あと5.3キロの表示を見て少しうんざりするが、15時前のバスにギリギリなので、下山グループを二つほど追い越してどんどん進む。途中にはわさび畑があって水がちょろちょろと流れているのが聞こえる。
14:17向峠
峠についてバス停まで45分という表示を見て焦った。このままだと予定のバスに10分遅れくらいで間に合わない。だから平坦になった道を走っていく。疲れてまた歩くが、次の山らしきところを見てまた走り天城峠に着いた。
14:27天城峠850m)
イメージ 11  そこにおじさん二人がいたのでバス停を聞くと、すぐ下で20分弱で行けるそうだ。ちょうどバスに間に合うので、写真を1枚撮って下ろうとすると、おじさんが親切に「車に乗って行きますか?」と言ってくれる。実はもう一人のおじさんも他人らしく、一緒に乗せていくそうだ。昨日の恵那山の親切なダンプカーに続いて二日連続で好意に甘える殊になり、修繕時まで送ってくれる。
14:39旧天城トンネル(730m)
修善寺まで少し渋滞したが、いろんな山の話しをした。天城峠はとてもいい山道だと思う。便乗させてもらったもう一人のおじさんは、ヒマラヤのエベレストビューホテルやニュージーランドにも行ったことがあるそうで、とても人懐っこくてずっと喋っていた。
15:45バス停まであと5
  修善寺で降ろしてもらい、ビールと肉まんを買い、すぐ接続する電車に乗った。
電車に乗って天城峠から一緒に車で送ってもらったおじさんと話しながら、Tシャツを着替えて荷物を整理する。伊豆長岡でおじさんは下車する。
16:29三島
16:32
17:08小田原ビール390
17:17小田急670円、JR1,860
登戸の駅前で中華を食べる。回鍋肉と炒飯にビールだ。この回鍋肉はキャベツと豚肉にまぶした味噌が美味しい上、炒飯もしっかり作っていて、スープも生姜が効いて美味しい。これでグラスビールを飲んで1510円はとても安い。今日もよく登った。もうこれで今年五十山は十分達成できるだろう。あとは那須岳と大菩薩稜の二つだけだ。たった半年で百名山のうちのっ半分を登ってしまった。昨年までの数年間で合計25山だったことを考えると驚異的なスピードだ。もちろん登ろうという目的意識があったのでできたことだが、これほど徹底して達成できたのも、我ながら凄いことだと思う。この今年の50山に費やした費用は合計で60万円くらいだ。キリマンジャロ1回分と同じ費用で、よく考えれば日本中の知らないいろんなところにいけたので決して高くなく、すごく価値があると思う。天城山は思ったよりもいい山だった。特にアセビはとても好きな木だ。万三郎岳での道はアセビがいっぱいあり、晩秋で余計な雑草も茂っていない上、雑木も落葉していてアセビだけが目立つ景観になっていた。また、南から太陽を正面に受ける富士山はとても美しかった。光の加減で南の天城方面から見るのが富士山はきれいなのかもしれない。
18:37東所沢