セアブラノ神と無理しない地域づくり

無理しない地域づくりセミナーに参加しました。その前に腹ごしらえ、壬生のセアブラノ神で背脂煮干しラーメンです。
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テレビでもよく出る女性店長がやってる有名店です。名前からして着ている服まで脂気でギトギトになるんじゃないかと心配しましたが、きれいな店構え、出てきた問題の背脂煮干しラーメンも煮干し出汁がよくきいててしつこくなんかありません。
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やはり女性がらみの店はきちんとしてます。3mm角にみじん切りされたタマネギがいいアクセントになり、濃い出汁を引き立ててくれます。麺はストレート麺で、わたしは中太注文しましたが、出汁の濃さにあってて味わいあります。さすが高評価です。ただ、私はやはり素朴な醤油ラーメン食べたい!しつこいですが。
さて、その後、社会福祉協議会主催の「無理しない地域づくり」セミナーに参加しました。会場になった福祉系の喫茶は満席です。
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地域の一般の人に協力を求めないといけない、つまり無理しないといけない社協の人達の悩みに応えたセミナーで、島根で障害者事業を成功させてる事例です。その若い社長は、たとえばPTAで義務化してる朝の通学見守り当番について、みんな共稼ぎなどで忙しいから月500円ずつ負担して警備会社に委託した方が強制的に駆り出されなくていい、それが無理しない福祉だという合理的な考えの経営者です。そんな一見、福祉とは正反対のひとがなぜ福祉施設運営に成功したのか?それは、島根の田舎は高齢化率40パーセント越えてる異常な過疎地なのですが、そのじいちゃんばあちゃんたちの仕事を受け継いでやってくれる人がいないそうなのです。しかし、その仕事が案外小金稼げるそうで、今は正月のしめ縄作り、他に干し柿や味噌作り、儲かったのは和紙作りだそうで、次々といろんな仕事が地元の自治会や市の産業振興課から舞い込むそうです。障害者の方も味噌作りしてたら不思議なことにみるみる症状が改善してるそうです。地域の課題に無理せずできることだけやるから続く、行政主導でたいそうな事業に大金投資して無理するから破綻するのだと。そう考えれば、どこにでもたくさん課題があるから、チャンスもゴロゴロころがっている。ただ、無理せず、気軽にできることをあいた時間でみんなが参加できる仕組みづくりが必要です。たいへん気持ちを前向きにしてくれるセミナーでした。