2017年9月10~11日 ラスイート神戸に山本麺蔵、ギアまで

神戸の人気ホテルです。一番安いプランで朝食付きで一人2万円ちょっと。貧乏性の私にはなかなか理解できません。
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ホテルはハーバーランドの一等地、ポートタワーとモザイクの間のクルージングが出航する桟橋の真ん前です。
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日曜夜なので人影はまばらでしたが、気持ちのいいホテル専用テラスはハロウィーンで飾られており、以前からこのテラスで海を眺めながら生ビール飲みたいねと言っていました。今回は夜遅くテラスではなく、建物内のバーで過ごしました。
客室のベランダからはそのテラスが見下せ、その先にはメリケンパークホテルや神戸港を見下ろせます。
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ポートタワーも目の前です。高さが低いので、遠くからの存在感は小さいタワーですが、近くで見上げるとそのデザインの美しさに見とれます。このロケーションの中、イメージ 4ホテルのバーで生演奏のジャズを聴きながら一杯目はジントニック。まろやかな味で飲みやすいが、流れ込んだ液体はお腹の中でじわーっと燃えている、ジンはやはり効いているのです。酒のツンとしたきつさは一切感じさせないけど、きちんと配合されている、非常においしいカクテルです。旨いものを飲むともう一杯と思い、それではいつものラフロイグをとオーダーします。しかしこれはナルイ。生のモルトはやはり専門のバーがいいのでしょうか。量が出ないので抜けるのでしょうか?
イメージ 5 客室内は清潔で、テレビはビデオも含めてたくさんのチャンネルが見られます。


イメージ 6バスルームは港を眺められるジャグジーになっており、テレビもついています。ここで何時間も過ごせそうです。
外のベランダからも正面に神戸港を見ながら過ごすことができます。
 朝食は、私は二段重の和食です。高級な食材ばかりで、鮭も明太子も、それだけでご飯一杯食べられます。イメージ 7










イメージ 8妻は食べきれないくらいの自家製パンのバスケットと、一皿台のサラダ、これにスープとスクランブルエッグメインの皿が付きます。
ついついバイキングに心惹かれるものですが、この朝食は別格。パンもいろんな種類の小ぶりのものが焼き立てで盛合わされており、バイキングで食い意地から無理に詰め込んでしんどくなることもなく、十分、お腹と心を満たした朝食でした。食べ残したパンは紙袋に包んでくれて持ち帰ります。


 イメージ 9さて、ホテル宿泊の短い休日、何もすることなく映画を観ることになりましたが、いくら今一番評判になっているとはいえ、戦争映画というのでものすごく抵抗しました。しかし、そのかいもなくやむを得ず「ダンケルク」を観ることになりました。
しかし、意外にいいのです。1時間半はあっという間に終わりました。悲惨さもなく、かといって誰か特別なヒーローもなく、戦争ということを、そして第一次大戦を戦った英国民が、今闘っている若者をねぎらい、助ける、個人の段階でできるほんとうの勇気、誠意とは何かを考えさせられるいい映画でした。

イメージ 10 思わず名作に感化された我々は活動的になり、神戸から京都に場所を移しました。食べログ3.9とずっと高評価の山元麺蔵(やまもとめんぞう)です。テレビで紹介されている時も、オダギリジョー似のイケメン店主が、平日の夕方なら比較的空いていますと言っていたので、今日のようなシチュエーションには最適です。普段の休日なら1時間並びは当たり前、平日でも昼は並びます。そうして16時半に行くと、それでも4人待ちでした、しかしすぐに店内に入れ、店に到着20分後にはうどんにありつけました。今日はラッキーです。
私たちは「赤い麺蔵スペシャ1,185円」と「牛と土ゴボウのおうどん990円」を頼みます。
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私が食べたのは「赤い麺蔵スペシャル」で、旨辛いうどん。ゴボウ天、揚げ餅、玉子が入っています。いつもはできるだけうどんの出しが味わえるようなものを注文するのですが、今回は3回目なので、お品書きの最初に書いてあるおすすめっぽいのを注文しました。店主などが辛さは大丈夫かとやたら気にして聞きますが、ちょうどいい辛さで、出しとちょうど合って旨い。「牛と土ゴボウのおうどん」も、牛肉汁がほどよく旨い!
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最近いろんな店を比較しているせいか、結構自分の頭で考えられるようになりました。ここのうどんは麺がしっかりしているが、サイズは機械のような均一ではなく、どちらかと言えば手作り感あり、その分余計に重く感じます。それを感じさせないようにいろいろなトッピング、味付けをしているのです。単純な釜玉やぶっかけなどは讃岐の方が名店が多い。しかし、このいろんな食べ方のアレンジが素晴らしいのです。飽きさせないのです。元全日本バレーのイケメン店主が、相も変わらず朝から晩まで働いて、毎日コシのしっかりしたうどんを打ち続ける、めちゃくちゃ人気店なのに店舗展開しているようでもない。イケメン店主は相変わらずすべてのお客様に話しかけて気遣いを見せている。感謝の意を惜しむことなく全客に示している。そこまで丁寧にと心配するくらい、麺を湯がきながらもお客様に挨拶します。そんな立派な人はいるのだろうか?これだけ繁盛店になっても、何年もそのスタンスを変えない。イケメンだけでも十分なのに、この姿勢が何年経っても高評価のまま、相も変わらず何時間も行列が毎日できる理由なのでしょう。私にはとても真似できません。壁に「スタッフ募集!!」とポスター貼っていましたが、休みなく肉体労働を朝から晩まで、しかも全客に一日中感謝の意を表しながら、とても私には真似できません。
 さあて、今日はラッキーついでにグイグイと、これも前からなかなか予約しないと入れなかった三条のパフォーマンス小劇場「ギア」が電話予約できたので、で観劇しました。
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河原町通りから三条の商店街を西に抜けたところ、小ぶりな由緒ありげな古いビルの3階4階にあります。小さな劇場で、70~80人収容で一杯みたいです。19時開演で30分前に行って先に着席しました。だんだん予約した客が入ってきて、開演時には満席となりました。平日月曜の19時ですよ。劇の内容はロボット工場の設定で、言葉は一切喋らずに、ロボットたちが人形を作るというものです。最初の4体の男ロボットは、パントマイム、手品師、ストリートダンス、ボールを一度に何個も操る曲芸師が出てきて、ロボットたちが向上操作に失敗しながらいろんな事件を起こしていくという、どちらかといえば喜劇です。そこに人形から生まれたロボットの女の子が登場。それぞれの持ち芸を披露しつつ、時には前列の観客も参加させて手品を披露したり、そうこうして楽しませながらストーリーが流れていきます。映像や音響のセッティングも凝っていて、なかなか面白いものを観られました。以前はよく小劇場や音楽ライブに行き当たりばったりでいっていましたが、オジサンになって最近面倒になってました。いい機会になりそうです。