1995年5月4日 九州縦走③「久住山」
5月4日(木)
5:20起床、テントを畳み、洗顔
6:07出発、曇りながら、祖母、阿蘇とも頂上が見える
8:40~9:10稲星山と法華院方面分岐(標高1680m)
昨日、御飯とごはんですよ、ふりかけ茶漬けを詰めていた弁当箱にお湯を沸かして注いで食べるが、とても旨い。温かいからかもしれない。冷たくなったものをそのまま食べるより、これからはお湯を沸かしてお茶漬けにして食べたほうがいい。
9:40中岳頂上(標高1791m)
10:25~10:30久住山頂上
中岳を頂上かと勘違いしてしまったが、久住山の上にはぼこぼこと1600m以上の山なみの上にいくつもの峰があり、だからまさに九重山というのだ。沢水キャンプ場という裏道から登って来たのであまり人に会わなかったが、反対側の中岳から久住山にかけては登山客でいっぱいだ。特に山頂には200人以上の家族連れがおり、一大観光地だなと驚く。
やまなみハイウェイは九重登山口から大渋滞で、牧ノ戸峠へ行って折り返してくるバスがものすごく遅れている。これではいつまで経っても駄目なので、急遽、博多行きを変更して中村行きにバスを変える。案内所のおじさんに時間がないからと言い訳すると、おじさんも「じゃあ中村行きにしよう」とすぐに払い戻して変更してくれる。儲かったような、そうでもないような、複雑な気分だ。雨が降り始めた。昨日の祖母山に登る直前から降っていたのが止んで、今、久住山に登り終えてから降り始めたので、まさに間一髪だった。バスに乗ると、周囲の景色はすごい田舎だが、蓮華畑などがあってとても感じがいい。登山口から降り始めた雨は本降りになり、蓮華畑もしっとりと濡れて濃い黄緑色に覆われる。しかし、良いタイミングで登ることができた。今回の九州の山はすべて雨に遮られることなく、無事に登ることができた。これで気の重かった九州連山も登破できた。四日間とも体いっぱい汗をかいて汚れた体の毒素を抜くことができた。よく頑張った。時々このように毒素を抜かないと、コンクリートジャングルに戻ってもいい仕事ができない。とにかく雨の多い連休だったが、なんとかいい旅になった。
今18時20分、ここは豊後の国で次が日田駅だ。とっても長く感じた九州一周の旅だった。
19:29久留米
19:34発つばめ22号
20:01博多
20:20発のぞみ504号新幹線特急券6,060円
22:08岡山駅前ビジネスホテル代5,000円